初恋相手との出会いを語ります |
| 私の初恋の出会いについて書いています。今回はその二回目になります。 転校して私は彼と再会しました。私は完全に舞い上がっていました。彼は特にあの日の事を話す事はありませんでした。 やっと出会えたのに。やっと、名前が聞けるのに。そんな事ばかり考えていたらすぐに教室に付いてしまった。 結局、彼の名前を知ったのは自己紹介をしながら教卓に張ってある座席表を見たときでした。 自己紹介をしながら、頭では彼の名前を繰り返していた。「大澤昌洋」そう書いてありました。 彼と話したいのになかなかきっかけがありませんでした。むしろ、彼は私を避けているようにも思えました。 私は何か、彼の気に障る事したかな?どうしてだろ。なんで話せないんだろうそんなことばかり考えていました。 考えれば考えるほど、話を切り出すきっかけがなくなり、悩めば悩む程、彼がどんどん遠くに感じる様になってしまいました。 そしてその日は突然やってきました。 夕方から降り出した雨はなかなかやみそうにありませんでした。下駄箱で雨宿りをしながら、一人あの日のことを考えていました。 雨の音をずっと聞いていました。すると部活帰り彼が後ろに立っていました。 彼も雨に困った様にしばらく雨音を聞いていました。どれくらい雨の音を聞いていただろう。 気づいたら私は自然と口を開いていた。「今日の雨、なかなかやみそうにないね。あの日の雨より。」 彼は、あの日の笑顔で答えてくれた。「でも今日は雷が鳴らなくて良かったな。」 やっぱり彼はあの日のことを覚えててくれたんだ。それだけで私はとても嬉しかった。 きっと、雨が私の心のモヤモヤを洗い流してくれたんだ。そう思いました。 あれだけ話かけられなかったのに自然と言葉がでてきた。「バス停まで一緒に帰ろうよ」 それから、三年間私は彼と高校生活を過ごしました。 それぞれ別の道に進みいつしかバラバラになってしまったけど、この出会いは私にとっての初恋でした。 今でも雨が降ると彼の事を思い出します。 今、どこで何をしているかさえもわからないです。けどきっとまた何時かどこかで出会える様なそんな気がしています。 人と人との出会いは偶然な様に見えて、全てが必然だと私は思っています。 必然の出会いをただの偶然に変えてしまうのは自分自身だと私は思っています。 あなたの隣に居てくれる人は偶然出会ったのではありません。出会うべくして出会ったのです。 そしてそれを必然に変えたのはあなた自身です。どうかこれからも多くの必然に気づける人でいてください。 |